1級建築施工管理技士の第二次検定対策に、通信講座を利用しようと考えている方へ。
「SAT・CIC・TACのどれを選べばいい?」
「第二次検定は第一次検定と違って記述が多いけれど、どこまで対策すればいい?」
「施工経験記述の添削がある講座を選んだ方がいい?」
「試験まで時間が限られている今からでも、通信講座を利用する意味はある?」
このように迷っている方も多いのではないでしょうか。
私は、地場ゼネコンで20年以上、総務・経理・人事業務に携わり、現場技術者の受験申込、資格管理、資格取得支援などに関わってきました。
この記事では、その経験を踏まえ、2026年度の1級建築施工管理技士第二次検定を受検する方に向けて、SAT・CIC・TACの3社を比較します。
なお、筆者自身は各講座運営会社の関係者ではありません。
各社が公開している2026年度の講座情報を確認し、第二次検定対策として何が違うのか、どのような人に向いているのかという視点から比較しています。
※当サイトはアフィリエイト広告(PR)を利用しています。講座の料金・内容・申込期限等は変更される場合があります。申込みの際は必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
- この記事で分かること
- 1級建築施工管理技士 第二次検定は「暗記だけ」では対応しにくい
- 令和6年度・令和7年度で第二次検定は大きく変わった
- 第二次検定の出題構成
- 施工経験記述は「丸暗記」だけでは対応しにくい
- 施工経験記述で意識したい答案の組み立て方
- だからこそ「記述添削」の価値が高い
- SAT・CIC・TACを比較
- SAT|スキマ時間を活用して記述対策を進めたい人
- SATが向いている人
- CIC|教材と講義を使って効率よく学びたい人
- CICが向いている人
- TAC|記述対策を重視して本格的に学びたい人
- TACが向いている人
- SAT・CIC・TAC、結局どれがおすすめ?
- 2026年度の第二次検定まで、今からどう勉強する?
- 8月開講のTACは今からでも検討する価値がある?
- 独学という選択肢もある
- 第二次検定対策で「講座選び」より重要なこと
- 元地場ゼネコン総務人事の結論
- 迷ったら「自分が答案を書き続けられるか」で選ぶ
- まとめ|第二次検定は「知識」+「答案にする力」が重要
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この記事で分かること
この記事では、2026年度の1級建築施工管理技士第二次検定対策について、次のことを解説します。
- 令和6年度から第二次検定がどのように変わったのか
- 令和7年度の出題から何が見えてくるのか
- SAT・CIC・TACの第二次検定講座の違い
- 施工経験記述の添削をどう考えるべきか
- 今から講座を選ぶときに重視したいポイント
- SATが向いている人
- CICが向いている人
- TACが向いている人
- 独学という選択肢をどう考えるか
1級建築施工管理技士 第二次検定は「暗記だけ」では対応しにくい
2026年度の1級建築施工管理技士第二次検定は、**2026年10月18日(日)**に実施されます。
第二次検定は、第一次検定とは性格が大きく異なります。
知識を覚えているかだけではなく、
その知識を施工管理の場面でどのように使うのか
を答案として表現する力が求められます。
特に重要なのが、令和6年度から出題形式が見直された問題1の記述問題です。
令和6年度の問題1では、工事概要に示された建築工事について、現場作業の軽減策や品質確保について具体的に記述する問題が出題されました。
令和7年度も、工事概要に示された店舗ビルや事務所ビルの新築工事を前提として、品質管理について具体的に記述する形式が出題されています。
つまり、これからの第二次検定では、
「覚えた文章をそのまま再現する」
だけではなく、
問題文を読む
↓
工事条件を理解する
↓
何を管理すべきか考える
↓
具体的な管理方法を整理する
↓
答案として文章化する
という力が重要になります。
令和6年度・令和7年度で第二次検定は大きく変わった
ここは、現在の第二次検定対策を考えるうえで非常に重要です。
従来の第二次検定では、自分の施工経験を整理し、施工経験記述の答案を準備して本番に臨むという学習方法が一般的でした。
しかし、令和6年度から問題1の出題形式が変更されています。
令和7年度も、工事概要などの条件を読み取り、その条件に応じた施工管理について記述する形式が出題されました。
つまり、
「自分が以前書いた作文を覚えて、そのまま本番で再現する」
というだけでは対応しにくくなっています。
これからの第二次検定では、
問題文を読む
↓
工事条件を理解する
↓
何を管理すべきか考える
↓
具体的な管理方法を整理する
↓
答案として文章化する
という力が重要になります。
第二次検定の出題構成
近年の1級建築施工管理技士第二次検定では、問題1~問題4が記述式、問題5・問題6が五肢択一式という構成になっています。
第二次検定対策では、
記述問題対策+択一問題対策
の両方が必要です。
しかし、特に令和6年度以降は、記述問題への対応力をどう高めるかが重要なテーマになっています。
そのため、通信講座を選ぶ際にも、
「講義が何時間あるか」
だけを見るのではなく、
実際に答案を書く機会があるか
答案を添削してもらえるか
新しい出題形式を意識した練習ができるか
という視点が重要になります。
施工経験記述は「丸暗記」だけでは対応しにくい
第二次検定対策で、特に注意してほしいのが施工経験記述です。
令和6年度以降の問題1では、工事概要に示された条件を読み取り、その条件に応じた施工管理上の考えを具体的に記述する問題が出題されています。
したがって、
「自分で作った作文を丸暗記しておけば大丈夫」
という考え方だけでは、現在の出題形式には対応しにくくなっています。
学習するときも、
「この作文を覚える」
だけではなく、
「この工事条件なら、何を問題として考えるのか?」
「その問題に対して、どのような施工管理を行うのか?」
を考える練習が必要です。
施工経験記述で意識したい答案の組み立て方
答案を書くときは、次のような流れを意識すると整理しやすくなります。
① 工事条件を確認する
↓
② 施工上の課題・重点管理事項を考える
↓
③ そのまま放置した場合のリスクを考える
↓
④ 具体的な施工管理方法を書く
↓
⑤ その管理によって何を確保するのかを書く
例えば品質管理なら、
何が品質上の問題になるのか
↓
なぜ問題になるのか
↓
どのような管理を行うのか
↓
どのように確認するのか
というところまで具体化します。
だからこそ「記述添削」の価値が高い
第二次検定では、自分で書いた答案を自分自身で客観的に評価することが難しいという問題があります。
自分では、
「これなら十分だろう」
と思っていても、
- 問題の条件から外れている
- 具体性が不足している
- 技術的な根拠が弱い
- 施工管理技術者としての視点が弱い
- 答案として伝わりにくい
といった問題が隠れている可能性があります。
そのため、第二次検定対策講座を選ぶときは、
「講義時間が何時間あるか」だけではなく、「実際に答案を書いて添削を受けられるか」
も確認しておきたいポイントです。
SAT・CIC・TACを比較
ここからは、2026年度の第二次検定対策講座として、SAT・CIC・TACの3社を比較します。
まず、ざっくり整理すると次のようになります。
| 比較項目 | SAT | CIC | TAC |
|---|---|---|---|
| 学習スタイル | eラーニング・教材中心 | Web講座・教材中心 | 講義+記述演習 |
| 第二次検定対応 | ○ | ○ | ◎ |
| 記述対策 | ○ | ○ | ◎ |
| 記述添削 | 3回 | 通信添削あり | 3回+直前テスト |
| スマホ・Web学習 | ◎ | ○ | ○ |
| 講義時間 | 約10時間 | 約8.5時間 | 早期6回+本科14回 |
| 2026年度Web講座料金 | 38,280円 | 34,100円 | 99,000円 |
| 向いているタイプ | スキマ時間重視 | 教材・コスト重視 | 記述対策重視 |
※料金・講座内容は2026年度の各社公式情報をもとにしています。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。SATの第二次検定講座は約10時間・税込38,280円、CICは約8.5時間・税込34,100円、TACは税込99,000円です。
ここから、それぞれ詳しく見ていきます。
SAT|スキマ時間を活用して記述対策を進めたい人
SATの2026年度1級建築施工管理技士第二次検定講座は、税込38,280円。
講義時間は約10時間で、第二次検定の記述問題について添削3回分が用意されています。
SATの特徴は、eラーニングを活用して学習を進めやすいことです。
現場監督の場合、
- 朝礼前
- 昼休み
- 移動時間
- 現場で少し待ち時間ができたとき
- 帰宅後の短時間
など、まとまった学習時間を確保するのが難しいことがあります。
そのような場合には、細切れの時間を使って学習できる仕組みは大きなメリットになります。
SATでは、講義音声のダウンロードや講師への質問などを含むスマートEシステムも用意されています。
また、2026年度講座には、
- 2026年度版テキスト
- 5年間分の過去問題集
- 精選問題集
- 第二次検定記述問題の添削3回
- 添削実例集
などが含まれています。
SATが向いている人
- 忙しくてまとまった勉強時間を取りにくい
- スマートフォンやWebで学習したい
- スキマ時間を有効活用したい
- 記述添削も受けたい
- 比較的コンパクトに学習を進めたい
特に、
「机に向かう時間をどうやって作るか」が最大の問題になっている現場監督
には検討しやすい講座でしょう。
▶ SATの1級建築施工管理技士講座を公式サイトで確認するCIC|教材と講義を使って効率よく学びたい人
CIC日本建設情報センターの2026年度1級建築施工管理技士第二次検定Web講座は、税込34,100円です。
受講時間は約8.5時間。
2026年度版のテキスト&過去問題集、施工経験記述・通信添削用紙などが用意されています。
CICのカリキュラムは、
- 施工経験記述
- 仮設・安全
- 工程管理
- 躯体施工
- 仕上げ施工
- 法規
という構成になっています。
また、Web講座だけでなく、DVD講座なども用意されています。
CICが向いている人
- 教材を使って自分のペースで学びたい
- 過去問題を中心に勉強したい
- Web講義でポイントを確認したい
- 費用を抑えながら通信講座を利用したい
- 施工経験記述の添削を受けたい
CICの場合、特に注意したいのが施工経験記述の通信添削の提出期限です。
2026年度は、CIC公式サイト上で、
2026年9月2日(水)までに申込み・入金済み
かつ、
2026年9月10日(木)までに答案をCICへ必着
という条件が案内されています。
9月3日以降の申込み・入金の場合は練習用紙の送付となり、通信添削の提出は受け付けていないとされています。
したがって、CICの通信添削を利用したい方は、申込み前に必ず公式サイトで最新の受付状況を確認してください。
TAC|記述対策を重視して本格的に学びたい人
TACの2026年合格目標「二次対策本科生」は、2026年8月開講です。
通常受講料は99,000円(税込・教材費込)。
講義は、
早期6回+本科14回
という構成です。
さらに、記述添削3回が用意されています。
TACが3社の中で特に目立つのは、記述対策にウエイトを置いたカリキュラムです。
TAC公式では、二次対策本科生について、
「記述の書き方から答案添削まで」
を指導すると説明しています。
また、第1問の記述については、令和6年度から出題形式が変わったことを踏まえ、
新しい出題形式での添削課題3回分+直前テスト
を含め、計4回のアウトプット機会が用意されています。
なお、直前テストは添削ではありません。
つまり、
講義を聞く
↓
記述問題を解く
↓
答案を添削してもらう
↓
答案を修正する
↓
さらに問題を解く
という学習を進めやすい設計です。
TACが向いている人
- 第二次検定の記述対策を重視したい
- 自分で答案を書く機会を増やしたい
- 添削を受けながら答案を改善したい
- 講義を体系的に受けたい
- 独学では記述対策に不安がある
- 第二次検定を本格的に対策したい
一方で、3社の中では受講料が高めです。
したがって、
「できるだけ安く教材を手に入れたい」
という人よりも、
「記述答案を作るところまで含めて、体系的に指導してもらいたい」
という人に向いている講座だと考えられます。
SAT・CIC・TAC、結局どれがおすすめ?
ここまでの内容を、現場監督の学習環境別に整理してみます。
SATがおすすめな人
「忙しいので、スキマ時間を最大限に活用したい」
という人。
Webを中心に効率よく学習を進めたい人には、SATが候補になります。
特に、
通勤時間や昼休みを勉強時間に変えたい人
には相性を考えやすいでしょう。
CICがおすすめな人
「教材と問題演習を中心に、費用を抑えて効率よく対策したい」
という人。
Web講義を利用しながら、テキスト・過去問題集で学習を進めたい人に向いています。
受講料を抑えながら、第二次検定対策講座を利用したい人にとって有力な選択肢です。
TACがおすすめな人
「第二次検定の記述対策をしっかりやりたい」
という人。
特に、令和6年度以降の問題1の出題形式を踏まえると、
答案を書く
↓
添削を受ける
↓
修正する
という学習を重視したい人にはTACが候補になります。
2026年度の第二次検定まで、今からどう勉強する?
2026年度の1級建築施工管理技士第二次検定は、**10月18日(日)**に実施されます。
第二次検定まで残された時間は多くありません。
今から対策を始める場合は、教材を最初からすべて完璧にこなそうとするのではなく、施工経験記述を含む記述問題への対応力を高めることを優先しましょう。
特に令和6年度以降の第二次検定では、従来のように用意した文章をそのまま暗記して再現するだけでは対応しにくい出題となっています。
そのため、今から講座を選ぶ場合も、単に教材の量を見るのではなく、
- 記述答案を実際に書く機会があるか
- 答案添削を受けられるか
- 第二次検定の新しい出題傾向を意識した対策ができるか
- 試験日までに学習を進められるか
といった点を確認することが重要です。
8月開講のTACは今からでも検討する価値がある?
TACの「二次対策本科生」は2026年8月開講で、通常受講料は99,000円(税込・教材費込)。
早期6回+本科14回、記述添削3回、さらに第1問についての直前テストが用意されています。
そのため、
「今からだと遅いのでは?」
と考える方もいるでしょう。
しかし、TACの2026年度二次対策本科生は8月開講で、公式サイトでは2026年8月から順次視聴開始と案内されています。
したがって、
「これから本格的に第二次検定の記述対策を始めたい」
という人にとっては、今から検討する余地があります。
もちろん、残された時間は限られています。
重要なのは、
残された期間で、何をどこまで仕上げるか
です。
TACの場合は、講義を受けるだけではなく、記述答案を実際に作り、添削を受けながら修正していくことができます。
一方で、受講料99,000円は決して安い金額ではありません。
すでに十分な知識があり、自分で過去問と記述答案を作れる人であれば、SATやCICなど、より費用を抑えられる選択肢もあります。
独学という選択肢もある
もちろん、第二次検定は通信講座を利用しなければ合格できない試験ではありません。
市販教材や過去問題を使って、自分で学習する方法もあります。
特に、
- 実務経験が豊富
- 施工管理の知識に自信がある
- 自分で学習計画を立てられる
- 答案を第三者に見てもらえる環境がある
という人なら、独学を選択肢に入れてもよいでしょう。
ただし、令和6年度以降の出題形式を考えると、記述答案を自分だけで作って終わりにするのではなく、可能であれば第三者に答案を確認してもらうことをおすすめします。
通信講座を利用するメリットの一つは、こうした記述対策を体系的に進めやすいことです。
第二次検定対策で「講座選び」より重要なこと
ここまで3社を比較してきました。
しかし、元地場ゼネコン総務人事として、最後に一つ伝えておきたいことがあります。
講座を選んだだけでは、合格には近づきません。
大切なのは、
選ぶ
↓
すぐ始める
↓
答案を書く
↓
間違える
↓
修正する
↓
もう一度書く
という行動です。
特に第二次検定では、「分かったつもり」よりも実際に答案を書いた回数が重要になります。
講座選びに時間をかけすぎて、答案を書く時間がなくなってしまっては本末転倒です。
元地場ゼネコン総務人事の結論
3社それぞれに特徴があります。
SAT
スキマ時間を活用して効率的に学びたい人向け。
Webを活用しながら学習を進めたい人、忙しい現場監督にとって検討しやすい選択肢です。
CIC
教材と問題演習を中心に、費用を抑えて対策したい人向け。
Web講義と教材を組み合わせて、自分のペースで学習したい人に向いています。
TAC
第二次検定の記述対策を重視したい人向け。
記述演習と添削を繰り返しながら、答案作成力を高めたい人に向いています。
迷ったら「自分が答案を書き続けられるか」で選ぶ
SAT、CIC、TACのどれが絶対に優れているということではありません。
重要なのは、
自分の生活スタイルに合っているか
そして、
試験日まで継続して学習できるか
です。
第二次検定では、令和6年度から問題1の出題形式が変更されました。
だからこそ、
「知っている」から「書ける」へ
学習方法を切り替える必要があります。
そして、
「書ける」から「採点者に伝わる答案」へ
さらに一段階上げていくことが重要です。
そのためには、講座の価格や教材の量だけではなく、記述演習と添削の仕組みにも注目してください。
まとめ|第二次検定は「知識」+「答案にする力」が重要
2026年度の1級建築施工管理技士第二次検定は、**10月18日(日)**に実施されます。
令和6年度以降の出題形式の変更を踏まえると、第二次検定対策では、
- 問題文を正確に読む
- 工事条件を理解する
- 施工管理上の課題を考える
- 具体的な管理方法を整理する
- 自分の言葉で答案を書く
- 答案を添削・修正する
という学習が重要です。
SAT・CIC・TACの3社にも、それぞれ違った特徴があります。
スキマ時間を活用したいならSAT。
教材・問題演習を中心に効率よく学びたいならCIC。
記述対策と添削を重視するならTAC。
そして、どの講座を選んだとしても、最後に合否を分けるのは、実際に答案を書くことです。
第二次検定までの時間を大切にして、今日から一枚でも多く答案を書いてみてください。
次の現場も、そして第二次検定対策も、ご安全に!
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